十字架上の言葉十字架上のキリスト様が、貼り付けの状態で語られた言葉や祈りがあります。4つの福音書を合わせて7つにまとめられます。 「7つの御言葉」と呼ばれ、受難節になると、これらの御言葉が黙想されたり、説教されたりします。新共同訳聖書でまとめました。 --------------------------------- <第1の御言葉> そのとき、イエスは言われた。「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」 ルカによる福音書23章34節 <第2の御言葉> するとイエスは、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。 ルカによる福音書23章43節 <第3の御言葉> イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われた。それから弟子に言われた。「見なさい。あなたの母です。」 ヨハネによる福音書19章26~27節 <第4の御言葉> 三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。 マタイによる福音書27章46節 <第5の御言葉> この後、イエスは、すべてのことが今や成し遂げられたのを知り、「渇く」と言われた。 ヨハネによる福音書19章28節 <第6の御言葉> イエスは、このぶどう酒を受けると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。 ヨハネによる福音書19章30節 <第7の御言葉> イエスは大声で叫ばれた。「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。」こう言って息を引き取られた。 ルカによる福音書23章46節 |